甲子園に大阪桐蔭が帰ってきた。打撃練習で最初に打席に立った藤原の2スイング目の打球は、快音を残し、中堅右へ飛び込んだ。
「(状態は)8割ぐらい。日に日に上がっているので、甲子園でMAXに持っていけるように準備したい」
この冬は右膝痛に苦しんだ。昨年10月に痛め、12月に一度回復したものの、無理をしたことで悪化。一時は出場が危ぶまれるほど長引いてしまった。練習後や入浴後に右太もも付近を入念にストレッチするほか、テーピングを施すなどして懸命にケアを続けている。
この日は5スイングでサク越え1発。十分に踏み込めず「足を使った打撃はまだできない」と言う状態での一発回答で復調を印象づけた。
西谷浩一監督は「甲子園経験者ですし、引っ張ってくれる存在」と期待をよせる。不安を抱えていた藤原も「出られるかな、という気持ちになってきた。一日一日を無駄にしないようにしたい」と意気込む。初戦は、大会第4日(26日)第2試合の伊万里(佐賀)戦。春連覇に欠かせないリードオフマンの完全復調はもうすぐだ。 (須藤佳裕)