原口のなかに、城島が生きている。飛躍した1年の終わりに、師と仰ぐ先輩から金言を授かっていたことを明かした。教えに従うことは来季も変わらない。あの夜、電話ごしに受け取った言葉が奮い立たせてくれる。
「(支配下に)上がる前日に電話をさせてもらって『チャンスも少ないし、スリーボールからでも振れ』と(言われた)。『四球を取ってもアピールにならない。悔いの残らない一スイングをしてこい』と。そう言われて今に至った。これからも? 変わらずです」
山に囲まれ、清流が美しい埼玉・寄居町。故郷で楽天・銀次らと小中学生約120人を相手に野球教室を行った。ここに立っていられるのも、4月26日夜に球団から「支配下再登録&1軍昇格」の電話を受け、すぐに報告した城島から魂を授かったおかげだった。