プエルトリコでウインターリーグに参加しているソフトバンク・松坂大輔投手(36)はこれまで、2度マウンドに上がった。13日の試合では5回3安打1失点。球団には現地の所属チームから「前回よりもよかった」という連絡が届いたようだ。
昨年8月に受けた右肩手術以降、ずっと付き添ってきた鳥井田淳リハビリコンディショニング担当もメールなどで右腕と連絡を取り合っている。
「肩や腰はどう?」
体調を気にかけるメールに対し、松坂から当たり障りのない答え。現地で一緒にプレーする選手や監督の話題など雑談ばかりという。つまり、問題なし。この数カ月間、体は元気だった。
では、なぜ…。今季唯一の1軍登板は10月2日の楽天とのシーズン最終戦(コボスタ宮城)。10年ぶりの1軍登板を果たしたが、4連続四死球など大荒れで1回3安打5失点だった。悪夢の登板前の様子をチーム関係者が打ち明ける。
「今だからいえることだけど。実はあのときは投球の状態そのものが悪かった。だから、打たれると思った。ストライクが入らなかったのは意外だったけど」
9月下旬、コーチ会議では松坂の起用が検討されていた。本人も試合を視野に入れて調整を続けていたが、実は、1度は今季中の登板がないことを告げられた。「今季はもうない、ということだから」と調整をやめ、来季に向けた練習に切り替えた。