獅子のごとく-。八回、この日2本目の本塁打を放ったエルドレッドは、悠然と守備についた (撮影・吉澤良太) (セ・リーグ、巨人3-5広島、25回戦、広島13勝12敗、29日、東京D)完全Vだ!! 広島は29日、巨人最終戦(東京ドーム)に5-3で競り勝ち、2年連続となる巨人戦勝ち越しを決めた。これで球団としては1986年以来、実に30年ぶりとなるセ5球団すべてに勝ち越し。10月12日に始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(マツダ)へ弾みをつけた。
「打った球はきれいな真っすぐだったので、バットの芯で捉えることができた」
この日のヒーロー、エルドレッドが胸を張った。1点を追う七回一死、田口の直球を左中間席に20号逆転2ラン。球団の助っ人では2002年のロペス以来となる通算100号を達成した。
さらに八回二死一塁からは、宮国のスライダーを同じく左中間席に運び、計4打点。「自分のようなパワーバッターがラインアップにいると何かを起こせると証明できた。チームに流れを持ってくることができた」と笑みを浮かべた。
巨人の本拠地最終戦で今季44度目となる逆転勝利を演出した。エルドレッドはCSで巨人と対戦する可能性を聞かれても、「自分たちの野球をするだけ。どのチームが来ても構わない」と自信満々。32年ぶりの日本一へ、鯉の進撃は続く。(玉木充)