5回、本塁打を放ったルナを出迎える広島ベンチ=横浜スタジアム(撮影・桐山弘太) (セ・リーグ、DeNA3-1広島、25回戦、広島13勝12敗、19日、横浜)最強カープに宿題が発生した。シーズン最後までDeNAのドラフト1位・今永(駒大)を攻略できなかった。12球団屈指の破壊力を誇る鯉打線が七回途中3安打1得点と苦戦し、3連敗。緒方監督は再戦の可能性があるクライマックスシリーズ(CS)へ、気を引き締めた。
「ことしは今永君に苦しめられた。何とかしないといけない」
左対策で起用したルナが2安打1本塁打と働いたものの、連打で好機をつくれない。キレのいい直球を両サイドに制球され、8三振と手玉に取られた。対戦成績は5試合で1勝3敗。32回2/3で6点しか奪えず、防御率1・66に封じ込められた。DeNAはこの日、CS進出を決めたが、今永は第1ステージを勝ち抜いた場合に、鯉キラーとして向かってくることが濃厚だ。
中前打を放った新井が「真っすぐがいいのはわかっている。基本的には中堅に打ち返すことが大事になる」と言えば、石井打撃コーチも「アウトは三振とフライばかり。CSを見越して嫌な印象を与えとかないといけなかったんだけど。もう一回、対策を練り直さないと」と先を見据えた。
圧倒的な数字で25年ぶりのリーグVをつかんでも、短期決戦は別物。課題が浮き彫りになった。(小松真也)