4回、本塁打を放つ広島・鈴木=東京ドーム(撮影・鳥越瑞絵) (セ・リーグ、巨人4-6広島、22回戦、11勝11敗、10日、東京D)ダイヤモンドを一周する鈴木の背中を真っ赤な大歓声が押す。「セイヤ! セイヤ!」。名前(誠也)の由来にもなったみこしのかけ声のように、その男の2発が25年ぶりの到達点に向かって前へ、前へと導いた。
鈴木の恩師、二松学舎大付高の市原勝人監督は夫人の智恵子さんと東京ドームで観戦。教え子の放った2本塁打を見届けた。「最初の打席(四球)で打率が下がらないから、と安心して見ていたら、次が本塁打。高校の時も乗ると2本とかあったので、また打つかなと思っていたら…」と首位打者を狙えるほど成長した姿に、感慨深げだった。