通算20勝目を挙げた沢田圭。体つきはたくましく、力のあるボールを投げ込んだ 東京六大学リーグ第3週第1日(23日、神宮)1回戦2試合が行われ、立大が早大に4-1で先勝した。プロ注目のエース、沢田圭佑投手(4年)が1失点完投し、現役ではリーグ最多の通算20勝目をマークした。明大-慶大は延長十二回、規定により1-1で引き分けた。
3点リードの九回、立大・沢田圭は味方のエラーもあって無死満塁のピンチを招いた。無失点で切り抜けて勝利が決まると、険しかった表情が笑みに変わった。
「粘り強く投げられたと思う。結果が出てよかった」
8安打1失点。毎回のように走者を背負いながらも、要所を締めた。記念のものには興味がないそうで18、19勝目のウイニングボールは「(部屋の)床に転がっている」という。ただ、節目となる現役最多のリーグ通算20勝目は特別のようで、「(OBの巨人・長嶋茂雄のバットなどが展示されている寮の棚の)端っこに、こっそり置いておきます」と笑った。
「一度も優勝を経験していない。20勝よりも、優勝に導く方がすごい。それが大きな役目」。優勝候補の一角である早大から勝ち点を奪い、これから積み上げる勝利を優勝につなげることが主将の目標だ。(峯岸弘行)