阪神春季キャンプ(17日、沖縄・宜野座村)今年の虎は何かやる! 阪神・金本知憲監督(47)が実戦形式の打撃練習で秘策を試した。状況設定は一死一、三塁。打者・岡崎で、三走・荒木がスタートしたのだ。バットは空を切り、荒木は三本間に挟まれてタッチアウトとなったが、珍しいプレーに、スタンドがざわめいた。
「基本的には当たりゴー。スクイズとは違う。打者の器用さ、三塁走者の足、いろいろな条件がそろわないと、1年間使うことがないかもしれない」
難しいプレーだが、指揮官の狙いは別のところにあった。この日はヤクルト、巨人、広島、中日のスコアラーが偵察にきていた。「わかってやっている。相手が変に警戒してくれたら、それだけで効果ありだから」と不敵な笑みだ。何かを仕掛ける金本虎。年一のプレーを見せ、相手007も揺さぶった。 (堀啓介)