右から左へ吹く神宮の風に乗せた。高く上がった谷田の打球が、左翼席で弾んだ。同点で迎えた八回一死一塁の場面で、3試合連続本塁打。12日の1回戦でのサヨナラ弾に続き、勝ち点奪取に大きく貢献した。
「ちょっとこすったかなと思った。力をつけたかいがあった。3日連続は予想していなかった」
右投げ左打ちの外野手で甘いマスク。背負っている背番号は「24」。高橋由伸(現巨人)2世の異名を持つ谷田は試合後、笑みを浮かべた。通算13号で、リーグ歴代15位に並んだ。連続試合本塁打の連盟記録は1983年春の明大・広沢克己(元ヤクルトなど)、2004年秋の法大・田中彰(元広島など)の4。これにはあと1に迫った。
「春はわけもわからず三振だったけれど、今は勝負した上でいい球が来たら三振。甘い球なら確実に打っていく、という感じで(打席に)立てている」
自身の成長を感じている。春季リーグは打率・146、1本塁打、7打点と極度の不振に陥ったが、大学日本代表入りを果たした。7月のユニバーシアードでは「DH」として試合に出場しながら、打撃フォームの改良にも着手。同代表の善波監督(明大)らから指導を受け「逆(左)方向へ強い打球を打つ」と意識した。お手本代わりに、6月の大学選手権の最優秀選手となった早大・茂木の打撃練習を、食い入るように見つめた。