練習試合(18日、阪神1-6ヤクルト、神宮)遮二無二(しゃにむに)ボールに食らいついた。周囲からは「レギュラー」という視線を受けるが、本人の意識は違った。このままではいけない。泥臭くても、結果がほしい。大和が復調の兆しをみせるマルチ安打をマークした。
「結果がすべてなので、(残り試合も)結果を出したい。状態を上げるとか、きれいごとは言えません」
発した言葉には悲壮感すら、漂った。それだけ「H」ランプを求めていた。思いが形となって表れたのは、五回二死走者なし。先発・石山から中前に弾き返した。さらに七回の第3打席では、二死一塁からつなぎの右前打。ベース上で表情が緩むことはない。ただ、オープン戦打率・194と苦しむだけに、結果が張り詰めた心を少しばかりほぐしてくれた。
和田監督の信頼にも、応えた。スタメンを外れた前日17日のDeNA戦(横浜)後。中堅で先発出場し、2安打したD3位・江越大賀外野手(駒大)の開幕スタメンの可能性を問われた指揮官はこう、言い切った。