九回、リプレー検証を要求するオリックス・岸田監督=みずほペイペイドーム (パ・リーグ、ソフトバンク6×ー5オリックス、15回戦、オリックス8勝7敗、23日、みずほペイペイ)5ー5の九回1死満塁でオリックス・椋木蓮投手(26)がソフトバンクの代打・柳田悠岐外野手(37)と対峙。中越えのサヨナラ打を浴びたが、この打球を巡って混乱が生じた。
オリックスの中堅手・渡部がフェンスに激突しながら捕球を試みた。送球体勢に入った瞬間、ボールがグラブからこぼれ落ちたが、三走・牧原大はタッチアップして本塁に生還した。
サヨナラ勝ちに沸くソフトバンクナインと対照的に、オリックスの選手らは三走の離塁のタイミングを指摘するようなそぶりを見せ、岸田監督もリクエストによるリプレー検証を要求した。その後、審判団から当初の判定通りと告げられたが、オリックスナインはやや不満気な表情を浮かべていた。
試合後、岸田監督は「(リクエストを要求した箇所は)完全捕球とタッチアップ。両方ね。完全捕球じゃないので、その時点でね(サヨナラ負け)」と説明した。
選手の中にはフォースアウトを指摘するようなそぶりを見せる選手もいたが、完全捕球ではなかった場合、確かに二走・山本祐は二塁ベース上で打球を見守り三進していなかったものの、一走・柳町は打球を見て、二塁へ進塁。芦原二塁塁審も二進を確認してセーフのジャッジを下しており、フォースアウトを奪えたのは二走の山本祐のみで2死となるだけ。プロ野球関係者のよると、併殺でなければサヨナラ負けを避けられないため、三塁封殺を選択していた場合でも2死は記録されないという。
リクエストの結果、当初と変わらず「ノーキャッチ」の判定が下されたが、完全捕球だった場合でも三走の牧原大のタッチアップが成立しており、どちらにしても結果的にサヨナラ負けだった。そのため、岸田監督も「あそこまで飛ばされて、完全捕球だったとして、していたら一塁走者は戻っていますからね。それで、サードランナーはタッチアップしている。やるべきことは捕ったか捕っていないか、とサードランナーのタッチアップが成立しているかどうか。それしかやりようがない」と振り返っていた。