七回の投球を終えた阪神・工藤泰成(右)=甲子園球場(撮影・甘利慈) (セ・リーグ、阪神5-4DeNA、13回戦、阪神7勝6敗、22日、甲子園)阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(57)は、2点リードの七回に失策が絡んで同点とされた工藤泰成投手(24)の課題と、DeNA・藤浪晋太郎投手(32)と対戦した虎打線について言及した。
高橋に勝ち星を付けられなかった部分では不満もあるが、味方のミスがありながらも救援陣はよく踏ん張った。
その中で少し気になったのは工藤。前日(21日)に2イニングを投げて、この日も登板。コンディショニングが難しい状況での登板だったが、やはりフォークボールの精度が落ちてきている。持ち味は剛速球だが、フォークを磨かないと、抑えることは難しい。
暑さ、湿気が異常な中で、どうやっていい状態を維持するかも、考えていく必要はある。
そこで提案したいのは、勝ちパターンをもうひとつ準備してもいいのではないか。木下、セベリーノも加えてという具合に。セベリーノも前回は失敗したが、このままでは終わらないだろう。剛速球の木下と工藤を、別々のバージョンで使うと面白い。投手陣全体を考えても、疲労との戦いをどう乗り越えるか。首脳陣の腕の見せ所だろう。
最後に対藤浪にも触れたい。阪神打線はずっと戸惑っていた。各打者はベースから離れ過ぎ。こんな対応をしていたら、球宴明けの対戦でまた投げてくるのではないか。(本紙専属評論家)