四回先頭で空振り三振に倒れた阪神・佐藤輝明=甲子園球場(撮影・甘利慈) (セ・リーグ、阪神2×-1DeNA=延長十一回、12回戦、6勝6敗、21日、甲子園)西武、阪神で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(72)は佐藤輝明内野手(27)や大山悠輔内野手(31)に代表されるボール球に手を出す阪神打線に言及した。
最後は高寺のサヨナラ打で勝ったが、十一回を戦って、それ以外の点は投手の下村の遊ゴロの間に得点した1点のみ。20日は平良の前に苦しみ、一夜明けて篠木からの継投に苦しみ抜いた。打線は明らかに低調だ。
各打者に共通しているのはボール球に手を出しすぎ。佐藤、大山に顕著だ。佐藤の今季の好成績は、昨年まであれほど手を出していたボール球にバットを出さなくなったから。ところが、この時期にきて、ボール球ばかり振っている。相手投手も傾向を察知して、ストライクゾーンで勝負しなくなってきている。
大山も一緒。ここ一番でボール球を振ってしまっていた。見極めればカウントが自分に有利になるのだが…。森下も一見、いい当たりの打球を打っているようにみえるが、5つの飛球の中でしっかりヘッドが効いた打球は十回の左飛だけだった。クリーンアップに加えて、近本も状態は良くない。長いシーズン、辛抱しなければいけない時期もある。
先発の下村を含めて、投手陣は踏ん張っている。早く状態をあげてもらいたい。