サヨナラ打を放った阪神・高寺望夢を祝福するる藤川球児監督 =甲子園球場(撮影・水島啓輔) (セ・リーグ、阪神2×1ーDeNA=延長十一回、12回戦、6勝6敗、21日、甲子園)阪神が延長戦の末、今季4度目のサヨナラ勝利で同率首位を死守した。十一回、加入後「7番・遊撃」で初スタメンの元山飛優内野手(27)の左前打を足掛かりに、2死二塁とし、途中出場の高寺望夢内野手(23)の中越え安打で、試合を決めた。高寺は初のサヨナラ安打。十一回に5番手で登板し、四球、申告敬遠、死球で招いた2死満塁の窮地を脱出した木下里都投手(25)が今季2勝目。下村海翔投手(24)は6回1失点で五回には内野ゴロで初打点をマークした。貯金を「10」に戻したチームは甲子園勝敗を19勝19敗1分とし、9連戦5勝3敗で最終戦に挑む。藤川球児監督は46歳の誕生日を劇的勝利で飾った(成績=48勝38敗1分、観衆=4万2642人)。
★テレビインタビュー(抜粋)
ーー誕生日だった
「プロの仕事に持ち込むつもりは全くなかったので、朝起きて晴れているなというので、晴れている甲子園でゲームが出来ることを、喜ぼうと思いました。まずは監督としてゲームを楽しませていただけるありがたさで、晴れている天気で、これが今日の誕生日プレゼントだと受け取っていましたけど、まさか最後に素晴らしいプレゼントをいただきました」
★囲み編
ーー球際という言葉が何度も浮かぶ試合。勝ち切れたことに関して
「勝ち切れること自体がチームの強みなのか、それともゲーム、今のチームの流れなのか、ペナントレースの流れなのかも考えながら見てましたけど、どちらとも取れるいい結果にしてくれて、チームが停滞しているわけではないと。グラウンド上での一体感もある状態を確認できて、最後今日ここに来れてますから。選手の頑張り、スタッフ、コーチ含めて締まったところをやってくれたかなと思います」
ーー最後は高寺
「この甲子園球場における野球で少し今日、元山を起用したのもそうなんですけど、やはり森下、佐藤という…今日は森下はいい当たりを飛ばしてました。ですから、彼らばかりに頼るゲームではなく、このチームにとって、この甲子園で戦う上で重要なのは近本であったり、このあたりの甲子園球場の中で輝く選手の強みを深めなければいけないし、彼らに価値があるのは、やっぱり走り回ってっていうところに、近本や中野や高寺もそうですね、福島もそうだし、この球場に合うプレーヤーになってもらえたらな、なんて最後思いながら高寺を見てましたけど」
(さらに続けて)
「やっぱり、タイガースらしい野球、甲子園でする野球は、一方で、こういう野球はすごく必要になってくるし、それがチーム力なんだろうと思いながら、立石を途中で交代させて高寺を9番に入れた時には、その可能性を、甲子園のゲームがどういうふうに応えてくれるのかなというふうには見てましたね。元山が入ったことで、そこの連係が取れるようになったので。分かりますかね、言ってること、すみません」
ーー22日のDeNAは藤浪が先発
「プロ野球としてはプロ野球のなかで、タイガースでプレーして、それから他球団に行ってという景色は、なかなか見ることはなかったと思いますけど、今日でも(DeNAで)岩田、浜地が出てきていますから、野球界も少しずつ、いろんな選手が交わるようにはなっている。阪神タイガースでプレーする選手、応援してくださるファンの方々も徐々に、そういう時代に移り変わってくるというところでは、藤浪というタイガースのドラフト1位で入ってね、和田ヘッドが監督の時にね。僕としてはプロ野球界が盛り上がるために、藤浪投手が違うユニホームを着ても、またいい景色になるんじゃないかなと思うし、両球団でいいゲームになればなと思います」
ーー打線の変更などは
「それもひとつのみなさんの話題でしょうからね。こちらはグラウンド上で素晴らしいプレーを届けるように日々努力をしていますので、普段と変わらない姿で明日の試合に臨むというところですね」