勝利し、ファンとタッチを交わす巨人・小笠原慎之介 =東京ドーム(撮影・萩原悠久人) (セ・リーグ、巨人6-1中日、17回戦、巨人9勝8敗、19日、東京D)米大リーグ・ナショナルズから6月に巨人に加入した小笠原慎之介投手(28)が2024年まで在籍した古巣を相手にNPB復帰後初先発し、6回87球、3安打無失点、6奪三振1死球と快投した。日本球界では2024年8月9日以来709日ぶりとなる勝利投手の権利をつかんでお立ち台にも上がり、「とりあえずチームに迷惑をかけなかったのでよかった」と胸をなでおろした。
試合前から左翼席の中日ファンによる大ブーイングが続いたことには「いろいろあると思ってはいましたから、全て想定内として動いて、なるべく平常心でマウンドに上がれるようにはしていました。けっこう緊張もしていましたから、とにかく自分の気持ちを落ち着かせることに精一杯だった」と振り返った。
「内海投手コーチに交代と言われるまで緊張しました」といい、それが極度に達したのは、0-0の四回1死一、三塁のピンチ。「あれはすごい大きかった。(アウトが)1つだったら流れも変わったと思いますから、本当にあのプレーはチームも僕個人的も助けられたプレーだったので、野手の皆さんに感謝したい」と振り返ったように、辻本に痛烈なライナーを打ち返されるも一塁手・ダルベックが好捕し、一塁ベースを踏んで併殺。無失点で切り抜け、この日一番のガッツポーズで喜んだ。