ダブルのジャケットを着こなし、博多駅に姿をみせた佐藤輝 タイガース対ホークスの日本シリーズは、第2戦を終えて1勝1敗だ。過去のデータでは、○●スタートの日本一が17度に対し、●○スタートの日本一が18度でほぼ互角。どっちが有利なのか─。
週明けのオフィスやシニアが集う整骨院の待合室、ウェブ上でも諸説が飛び交っていた。いいじゃないか。どの説を信じるかはあなた次第。移動日はあーだ、こーだをいうためにあるといっていい。それも日本シリーズの楽しみ方だ。これがNPBでは今シーズン最後の戦い。存分に楽しみ尽くさないともったいない。
レギュラーシーズン終盤からソフトバンクを見続けてきた遊軍のベテラン記者、上阪正人はホークスに流れが向いたとみる。第2戦で3ランを含む5打点を挙げた山川が覚醒したからだ。
「阪神はキーマンを目覚めさせてしまったね。山川が『僕が打ったことによって、みんなが気持ちよくバットを振れる状況になった』と振り返っていたように、このチームは山川が打つか、打たないかで変わってくる」
DeNAと戦った昨年の日本シリーズも第2戦で本塁打を含む3打点で勝利に導いた。だが、3戦目以降は無安打に終わり、チームもよもやの4連敗で終戦した。
「不動の4番としての責任を強く感じていたんだろうね。日本一を逃した翌日、横浜から福岡に帰ってペイペイドームで打ち込んでいたから。今年は昨年とは少し立場は違うけど、だからこそ、シリーズ男になる可能性があるよ」