シート打撃で本塁打を放った阪神・佐藤輝明は、右翼守備に就いていた森下翔太と〝エアー〟でジャンプタッチのパフォーマンスを披露した=西宮市・甲子園球場(撮影・林俊志) 阪神は11日、甲子園で全体練習を行った。午後に行ったシート打撃では佐藤輝明内野手(26)、大山悠輔内野手(30)の両主砲がそろって本塁打をマーク。悪天候が予想されたために主力組の秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」への参戦は取りやめとなったが、十分な仕上がりを披露した。15日から始まるクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージへ、不安ナシだ!
雲が立ち込める甲子園の空に、目の覚めるような2本の放物線がかかった。ようやくCSファーストステージの幕が開いた裏で、猛虎の主軸の仕上がりは万全だ。久々となった〝実戦〟の打席で、まずは佐藤輝がデュプランティエから豪快な一発をたたき込んだ。
「速い球を見られたのでよかった。いい速球を、いい反応できたのでよかったです」
天候不良が見込まれたため当初はこの日から予定されていた宮崎行きが取りやめに。実際、この日のフェニックス・リーグの広島戦は四回途中で降雨コールドとなった。そして、佐藤輝ら主軸は実戦感覚を養うために甲子園でシート打撃に臨んだが、これが〝大きな結果〟となって表れた。
シート打撃でジョン・デュプランティエから本塁打を放った阪神・佐藤輝明=西宮市・甲子園球場(撮影・林俊志)佐藤輝は第2打席で、150キロの直球をとらえて中堅右への特大弾。守備に就いた野手が誰も追わない会心の一発を放ち、一塁を回ったところでベンチへ引き返した。7日にもSGLでバントやエンドランが中心のケース打撃は行ったが、より実戦に近い形式で、2日のシーズン最終戦での40号以来、9日ぶりのアーチをかけた。
第4打席でもデュプランティエの変化球をバットを折りながら中前に運び、6打数2安打。40本塁打、102打点でリーグ2冠を達成した4番の頼もしさは、シーズンが終わってもなんら変わりない。「もう、しっかり準備して。しっかりプレーするというところですね」と、短期決戦へ最終仕上げに入っていく。