パ・リーグ2位の日本ハムは6日、エスコンフィールド北海道で調整した。11日にオリックスとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが本拠地で開幕する。就任5年目となる来季続投が5日に発表された新庄剛志監督(53)は「(昨季から)2位、2位ときたので願望は1位。来年が勝負」と今季は届かなかったリーグ制覇への意欲を語った。
レギュラーシーズン終了から2日。エスコンにナインの活気ある声が響き渡った。日本ハムが本拠地で全体練習を再開。途中で現れた新庄監督は「ご報告があります」と報道陣に歩み寄り、前日5日に発表された来季の続投について所信表明した。
「(昨季から)2位、2位ときたので願望は1位。95勝を目指してやっていこうと。1年目からずっと1年契約で、自分に重圧をかけながらきた。来年が勝負」
着実に前進してきた。就任1年目の2022年に59勝81敗3分け、23年に60勝82敗1分けで最下位に沈んだチームを再建。今季は就任後最多の83勝(57敗3分け)を挙げ、最終盤までソフトバンクと優勝争いを演じた。「期待を裏切らないチームができた。(優勝争いまで)正直5年ぐらいかかると思っていた。来年が(就任)3年目の感覚で温かく見守って」と素直な心境を吐露した。
かねて「長くても(指揮するのは)3年」と語っていた新庄監督。来季は就任5年目となる。「僕の人生は5年(スパン)に変えてもいいかな。区切りは人の出会いで変わってくる」と心持ちに変化があったという。
「2位も6位も一緒」と語ってきた指揮官だが、CSでは2位からの下克上を目指す。ただリーグ優勝への思いは強く「2位から日本一になったとしても、僕は優勝旅行とかビールかけに参加しない」とニヤリ。ユーモアを交えた上で「ここ(本拠地)でできることは幸せ。ここから勝ち上がって」と頂点を見据えた。
キーマンも帰ってきた。この日、腰痛で9月27日に出場選手登録を抹消された万波が1軍に合流。「(患部は)悪いところもない。ここからは本当に勝つしかない」と前を向いた。ファイナルステージで敗退した昨年の雪辱へ向けて、役者がそろった。(加藤次郎)