投手指名練習で汗を流す阪神・村上頌樹。自身だけでなく、仲間たちのためにもコイを斬る=甲子園球場(撮影・安部光翁) 取るか、取られるかのマウンドへ-。阪神・村上頌樹投手(27)が16日、先発する17日の広島戦(マツダ)へ甲子園で行われた投手指名練習で調整した。自身も奪三振と勝率でセ・リーグ1位につけるが、打率、安打、出塁率で現在3冠の広島・小園海斗内野手(25)を抑え仲間たちの戴冠をアシストしたい。死球の影響でベンチ外が続いていた近本光司外野手(30)も広島入り。虎史上最多、10部門でのタイトル獲得のカギは、村上が握る!
冠の数でも、2025年の虎が最強であることを証明する。奪三振、勝率でタイトルを狙う村上だが、今回の登板でのミッションはそれらの数字を伸ばすだけにとどまらない。広島・小園封じから、球団史上最多となる10部門のタイトル獲得へ推進力となりたい。
「積極的に来るバッターで、初球から勝負球になると思うので、注意しながら投げたい」
今季の対戦成績は打率・200(15打数3安打)と村上が上回ってきた。ここまで11勝4敗、防御率2・12で勝率は・733とリーグトップだが「13勝以上」という規定があるため、残りの日程から見てもあと2勝はギリギリのライン。「タイトルを取れる位置にいるので、取れるんだったら取りたい。まず勝ちがつくように、しっかり自分なりのピッチングができるようにしたい」と力を込めた。
奪三振は「124」でトップだが、わずか2差で巨人・山崎、中日・高橋宏が追っており、こちらの争いも気を緩めることはできない。タイトル以外でも「防御率1点台を目標にしていて、ゼロを続けていければ、見えてくる。しっかり狙ってやっていきたい」と燃えている。才木(1・60)も含め規定投球回に到達した防御率1点台が2投手となれば、1966年の村山実(1・55)、若生智男(1・96)以来で球団59年ぶりの快挙だ。