本塁打を放つ阪神・佐藤輝明=京セラドーム大阪(撮影・松永渉平) 阪神・佐藤輝明が8日のヤクルト戦(京セラ)で両リーグ最速の30号本塁打を放った。阪神の選手が両リーグ30号一番乗りを果たしたのは、2010年のブラゼル以来15年ぶり6人目(7度目)で、日本選手に限ると、1974、75年の田淵幸一、82年の掛布雅之に次いで43年ぶり3人目(4度目)となった。
ここまで31本塁打を放ち、2位の阪神・森下翔太に14本差を付けて独走。76打点もリーグ1位、打率が同6位の・278と過去8人(12度)しかいない三冠王に手が届く可能性もある。
佐藤輝の今季と2024年までのゾーンの高低別打撃成績課題とされていた高めへの対応に、昨季までと今季とでは大きな違いがある。昨季まで、ボールゾーンを含めた高めの結果球の通算打率は・147(224打数33安打)、5本塁打だったが、今季は打率・209(67打数14安打)、4本塁打。過去4年間で5本しか打てなかった高めの本塁打数が今季だけ4本と大幅増。ストライクゾーン内の高めに絞ると、昨季までが打率・179(117打数21安打)、5本塁打で、今季は打率・375(32打数12安打)、3本塁打。昨季は7打数0安打と苦手とした内角高めも打率・429(7打数3安打)と克服しており、好成績の要因と言える。
入団5年目までに通算400打点以上を挙げた日本選手10日のヤクルト戦(京セラ)で1本塁打、2打点を挙げ、プロ5年間の通算本塁打が115、打点が386となり、同じ21年入団で好敵手のDeNA・牧秀悟の通算114本塁打、同384打点をいずれも上回った。昨年7月30日の時点では最大18本塁打、38打点あった差を一気に逆転し、通算400打点にあと14とした。
入団5年目までに400打点以上を挙げた日本選手は、巨人・原辰徳の437打点を筆頭に過去8人。阪神の選手では過去に到達者がおらず、球団史上初の快挙が迫っている。(記録担当・小川真幸)