お立ち台でつばみとともにポーズを決める村上(右)と奥川(撮影・長尾みなみ) 投打の役者が躍動した。ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が3日、阪神16回戦(神宮)の五回に今季の本拠地初アーチとなる3号2ランを左中間席に放った。上半身のコンディション不良から実戦復帰後は6試合で3本塁打と量産モード。四回には先制打を放つなど、3年ぶりの1試合4安打で3打点を記録した。投げては奥川恭伸投手(24)が7回4安打1失点で3勝目を挙げ、8-1の勝利に貢献。連敗を3で止めた。
背番号55が夜空に描いた鮮やかな放物線に、観客の視線が集中した。これが神宮球場の〝名物〟だ。4番に座る村上の一発。3-0の五回2死一塁で今季の本拠地初アーチが飛び出した。温かな大歓声を背に受け、一塁ベースを回ったところで燕党が陣取る右翼席に向かって右手を掲げた。
「〝久しぶりやな〟っていう感じで。うれしくて興奮していました」
阪神の2番手左腕、門別の初球を見逃さなかった。148キロの外角直球を振り抜き、左中間席へ3号2ラン。この回の先頭で奥川が左中間への二塁打を打っており「投手が打てて、僕が打てないわけないだろうと。ヤス(奥川)に力をもらいました」と笑った。神宮での一発は昨年9月20日以来317日ぶりだった。