野球人生の分岐点-。阪神・高寺望夢内野手(22)が14日、新潟から陸路で横浜入り。15日のDeNA戦(横浜)に備えた。13日の同戦(ハードオフ新潟)では九回2死で同点のプロ1号ソロ。「本当にここからがスタート」。横浜スタジアムは2022年のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで悔しい思いをした舞台。スーパーサブを返上し、スター街道を突き進む。
新潟の空にプロ初アーチを架けてから一夜が明けた。喜びもつかの間、次なる戦いはやってくる。ユニホームから、ピンストライプが入った紺色のスーツに身を包んだ高寺は新潟駅から横浜へ移動。自らのバットで切り開いたチャンスの日々へ、強い決意を胸に飛び込むことを誓った。
「しっかりと一本が出たので、本当にここからがスタートなので、頑張りたい、というふうに思います」
13日のDeNA戦は2022年10月2日のヤクルト戦(甲子園)以来954日ぶりとなるレギュラーシーズンでのスタメン。1軍での遊撃出場は初だった。その中で守備を軽快にこなすと、0―1の九回2死という敗戦目前の場面で起死回生の同点ソロ。プロ初弾を劇的な形で飾る大仕事を果たした。インパクトの大きな活躍を受け、自身のスマートフォンには祝福の連絡が数多く入ったが、試合後は「普通に寝ました」という。落ち着きっぷりは見事なものだ。