ハートのポーズをする阪神・佐藤輝明=甲子園球場(撮影・水島啓輔) (セ・リーグ、阪神1ー0中日、7回戦、中日4勝3敗、11日、甲子園)孝行息子に感動-。決勝打を放った阪神・佐藤輝明内野手(26)の母・晶子(まさこ)さんは西宮市内の自宅で観戦し、ハートポーズに感謝した。
甲子園で躍動する息子の雄姿と感謝の気持ちは、しっかりと胸に届いていた。佐藤輝の母・晶子さんは声を弾ませた。
「一昨年(2023年)は2本もホームランを打ってくれて、球場で見させてもらったんですけど、今年は自宅のテレビで見ていました。ハートポーズ、うれしかったです!」
23年の「母の日」は2本塁打7打点。昨年は不振で試合出場なく終わっており、2年ぶりのハートポーズは格別だった。今季はここまで打率・278。11本塁打、33打点はセ・リーグ2冠と最高のスタートを切ったプロ5年目だが、晶子さんにとっては体調を心配してやまない26歳の青年だ。
「今年はプロになってから初めての体調不良もあってすごく心配していました。長引くことはなくてよかったです」
シーズン開幕直前には、ふらっと西宮市の自宅へと帰り「今年も頑張るよ」と力強く宣言してくれたという。「特別な日にいいところを見せたい」と意気込んでいた息子は、決勝打という最高のプレゼントで日ごろの感謝を示した。直接の贈り物について、佐藤輝は「秘密です」とニヤリと笑ってかわしたが、晶子さんの願いはただ一つ。元気に目いっぱいグラウンドを駆けまわってくれればそれでいい。
「まだまだ先は長いですが、けがなく、体調に気をつけて頑張ってほしいです。私の願いはそれだけ。チームのみんなと最後まで走り抜けてほしいと思います」
虎の4番としてグラウンドで躍動する息子を、やさしいまなざしで見守り続けていく。