「国民の三大義務とは」。サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏(76)が「日本国憲法」を持ち出した。なぜ? どんな話に? とにかく順を追って説明してもらいましょう。(構成・内井義隆)
--三大義務、ですか
「小学校6年生あたりで教えられるし、いまさら聞くまでもなく、みなさん、ご存じだよね。教育、勤労、納税が、日本国憲法で国民に課される三大義務だ、と」
--はい
「さて、プロ野球界に入ればやはり、統一契約書で義務が課され、プロ野球選手の模範行為として、第17条に記されている」
--ええと…。勤勉誠実に稼働し、最善の健康を保持し(中略)個人行動とフェアプレーとスポーツマンシップとにおいて、日本国民の模範たるべく努める-とあります
「憲法と一緒にするのはおこがましいかもしれない。金もうけが一番のプロの興行を否定もしないけど、要するに、コンディションを保ち、ルールを守り、ファンサービスに努めることが三大義務に当たると、エモトはとらえている」
--そういうことでしょうね
「ピッチャー出身のエモトからすればさらに、だ」
--なんでしょう
「プロ野球界のために働く。そのために、グラウンドで投げる姿をファンに見てもらう。そのためには、せめて1週間に1度は投げられる体を作る。これぞピッチャーの三大義務と考える」
--分かります
「そこで、ロッテの佐々木朗希サン。それらを少し気にしたら、どうかな」
--おっと、ここにつながりましたか。13日に右腕のコンディション不良で、5月に続き今季2度目の登録抹消
「憲法まで持ち出して、大げさに、まわりくどく進めてきたのも、プロ野球を思うからこそ。こうもたびたび1軍を離れては寂しい限りよ」
--江本さんはロッテ優勝の条件に「佐々木が180イニング投げて15勝」を挙げていましたものね
「監督に、使いみちがない…と言われないためにも、頑張って」