一回、適時打を放つ広島・上本崇司=マツダスタジアム(撮影・渋井君夫) (セ・リーグ、広島-DeNA、17回戦、2日、マツダ) 日暮れ前のマツダスタジアムが真っ赤に沸いた。3位のDeNAとの直接対決、第2戦。先制打を放ったのは広島の新4番、上本崇司内野手(32)だった。
「ランナーをかえすことができて、初回から森の援護点を取ることができてよかったです」
一回に先頭の菊池が右前打を放つと野間も四球で続いた。秋山の一ゴロで1死一、三塁となり、打席には上本。左腕、浜口の外角高めの直球を鮮やかに右前へ運んだ。7月12日に右脇腹の肉離れで離脱した西川に代わって4番に座る熱い男のバットで、鯉が勢いよく先制点を奪った。二回にも先頭の小園が左中間二塁打を放ち、末包の遊ゴロの間に三進。続く投手の森の遊ゴロの間に2点目を奪うなど、序盤からゲームの主導権を握った。
チームは7月12日の巨人戦(東京ドーム)から4年ぶりの10連勝をマークしたが、28日の阪神3連戦(甲子園)から1分けを挟み3連敗。それでも、逆転負けを喫した1日のDeNA戦後も新井監督は「良い内容が多かった。打線は上向いてきているんじゃないかと思う」と打線の復調を感じ取っていた。その言葉通りに、序盤から2点を先取した。
投げてはプロ2年目の左腕、森が初対戦のDeNA打線を相手に粘り強い投球を続けた。2点リードの四回に先頭の宮崎から4連打を浴び1点を失ったが、後続を抑えて最少失点でしのいだ。自己最長の六回を投げ抜き、8安打1失点で先発の役割を果たした。(柏村翔)