杉山健博新オーナー(右)と藤原崇起前オーナー=阪神電鉄本社(撮影・中島信生) ――球団のトップとして、どんなチームを作っていきたい
「タイガースはですね、当たり前ですけど、常により強く、より魅力的なチームを志向しなければならない。このように考えていますけれども、そうしたなかで今、ファンの皆さま方が一番待ち望んでおられるのは、まずはリーグ優勝だと思っております。そういう面では、まずはそれに向けて強くなる必要と考えられるチーム作りであるとか、組織づくり、こういったことに注力していきたいと考えております」
――トップとしてバックアップが求められる
「具体的な内容につきましては、私がうんぬんというよりは、まずは球団のフロントが一番熟知していることだと思います。ですので、まずは私としても球団のフロントのほうから現状の方針であるとか、考えを聞かせていただいてということだと思いますし。あとは、監督の考えもあるかと存じますので、そのあたりもしっかり聞かせていただくことから始めると、そういうことだと思っております。その上で、これは優勝を目指していくために必要だなと考えられることに関しては、協力は惜しまないという考えでいるということでございます」
――地域やファンに愛される伝統の球団。新オーナーは伝統をどう受け継いでいく
「いまご質問にあったように、90年近いなか、阪神タイガースがいまの地位を築いてくるにあたっては、地域の皆さまでありますとか、全国のファンの皆さまに本当に支えられていまがあるということだと思っております。何度も同じことを申し上げますけれども、ファンの皆さま方は、何よりも優勝を待ち望んでおられますので、いまは優勝を目指していくこと、そしてその前提として、常に優勝争いができるチームを築いていくこと、これが大切であると思っております。いま、タイガースの評価の話をしましたけど、それと合わせて、それと同時に、いまの時代は少子化を迎えたり、いわゆる野球離れといったものがありまして、それは今後の将来の野球界にとっての大きな課題になると考えております。そういう意味では次世代の野球選手作り、あるいは男性、女性を問わず、新しい野球ファン作り、こういった野球振興にいっそう注力していくことも、私どもの務めだと考えておりますので、そういったことにも力を注いでいきたいと考えております」
――最後に、ファンへ
「ファンの皆さま方が阪神タイガースの優勝を待ち望んでおられることはひしひしと感じております。私どもも来シーズンの優勝を目指して、全力で監督をバックアップしてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます」
――2006年の統合以来、阪急電鉄出身としては初のオーナー。その狙いや意義は
「いま、阪急出身という話がございましたけれども、私もそうですし、これから二人三脚で進んでまいります秦会長もそうですし、基本的には阪神タイガースをいかに来シーズン、優勝に導くか、あるいは優勝を目指していくかということに考えを集約して、これから詰めていくことになると思いますので、まったくそういうことに関しては、2人で協力し合って、いいチームにして優勝を目指す、そういうことに全力を傾けたい。それが私の思いであります」
――改めて阪急出身では初。その狙いや意義は
「阪急出身ということはまったく意識しておりませんし、特別な狙いがあるわけでもなんでもなく、要は2人で力を合わせて、阪神タイガースを強くする、来シーズンの優勝に導く、これがミッションです」