番記者からの適切な質問を待っている? 阪神・岡田監督 阪神球団が岡田監督の〝代名詞〟とも言える「そらそうよ」の商標登録申請を済ませた。2002年にはチームとは関係のない男性が「阪神優勝」を商標登録していた苦い思い出があるだけに、無用のトラブルを避けるために出願した。「何かもらえんの、アレ? 使用料もらえるんか?」。いかにも岡田監督らしい返し。その昔、色紙にしたためる「道一筋」を先に登録された経験がある。「俺も焼酎はあったよ。早稲田の後輩が焼酎作ったから。『道一筋』がアカンかった。どっか、誰かが(商標登録)やっとんのよ。俺が先に使ってたと思うけどな」。これでひと安心? ただ不思議なことに、04年から5年間の前回政権と違って今回の復帰以降はあまり、このフレーズを口にしない。たまたまなのかと思っていたら、オカダ流のワケがあった。それも、らしさ満開の理由だった。
前回政権時、取材に応じる阪神・岡田監督(2007年9月5日撮影)「そういう返事が返ってけえへんからや、まだ。レベルが低いからや、おーん。俺が言わんでもいいようなことを言うてくれたら、ちゃんと『そらそうよ』言うわ。まだちょっとレベル低いな」
担当記者に〝問題〟があるとは思ってもみなかった。岡田番って本当に難しい。質疑応答の中で、「こいつは使える」「こいつは野球をよう知っとる」「こいつは野球をよう見とる」と判断する。もちろん逆もある。上司より怖くて厳しい〝オカダ査定〟を考えれば、そう簡単に質問なんかできない。「全員で」「あきらめずに」「気持ちを切り替えて」こう問いかければ話が弾んだ前任者とは大違い。例えば新入団選手発表会見が行われた12日の出来事。D1位・森下翔太外野手(22)=中大=の背番号が「1」に決まった。16年間、その番号を背負った鳥谷敬氏が2019年に阪神を退団した後は空番となっていた。岡田監督が最初に、指揮官の座に就いた04年に入団したのが鳥谷氏。復帰した年にドライチで入ってきた森下が「1」を着用する。阪神ファンなら縁を感じる。