ロッテ・中村奨吾は5回に先制の2点本塁打を放つ=ベルーナドーム(撮影・佐藤徳昭) (パ・リーグ、西武2―4ロッテ、11回戦、ロッテ6勝5敗、12日、ベルーナD)敵地・ベルーナドームがため息に包まれた。ロッテ・中村奨吾内野手(30)が五回、左翼ポールを直撃する6号2ラン。ようやく試合の均衡を破った。
「(ロッテ先発の)本前が頑張っているので、先に点を取ることができてよかった」。無死二塁から松本の4球目、132キロのフォークボールを引っ張った。一回1死二塁の先制機は中飛。三回の打席は見逃し三振に倒れ、3打席目に主将の意地をみせた。
打撃では、なかなか本来の力を発揮できなかった。勝利の立役者になった試合でも、井口監督から「普段からもっと打ってくれればいいのに」といじられるほど。次第に調子を取り戻し、試合前の時点で打率を・255まで上げていた。
82試合を消化したチームはこれで、41勝40敗1分けで再び貯金「1」に。首位ソフトバンクが敗れたため、4位ながらゲーム差は「3」と急迫した。大混戦のパ・リーグでまだまだチャンスがある。
この日から2位西武、ソフトバンク、そして再び西武と計9試合。指揮官は「ここから。まだ順位は気にしていないが、上位チームをたたかないとAクラス入りは見えてこない」と気を引き締めて3連戦初戦に臨んだ。チームはこの〝試練の9試合〟に快勝でスタートした。(広岡浩二)