阪神のドラフト2位・鈴木勇斗投手(21)=創価大=が6日、地元の鹿児島県日置市のマスコットキャラクター「ひお吉くん」のぬいぐるみを持って入寮した。故郷が誇る戦国武将・島津義弘公のような英雄になることを目標にプロ野球の世界を駆け回る。
これから数々の敵を撃つ左手に小さな相棒を乗せ、鈴木は〝本陣〟とも言うべき鳴尾浜に立った。日置市のマスコット「ひお吉くん」と志は同じ。目指すは、薩摩が誇る猛将だ。
「勇ましく戦って、偉大な人間になって地元の日置に帰ろうと思います」
キリッとした眉が特徴の「ひお吉くん」の目標は鹿児島の戦国武将・島津義弘公のように、洞察力が鋭く、勇ましくてかっこいい男になること。群雄割拠の戦国時代、義弘公は勇猛果敢な戦いぶりで名をあげ、朝鮮出兵の際には、敵から〝鬼島津〟として恐れられた。
JR伊集院駅前にある島津義弘公像(日置市提供)敵陣を駆け抜け、負け戦を勝ち戦に変える男は、鈴木も憧れる背中だ。「1軍で1年目から活躍したい。一日一日、自分に勝って、1軍スタートを達成できるように頑張っていきます」。マウンドからホームまでの18・44メートルをやりのように通過する最速152キロの直球が一番の武器。自主トレではアメリカンフットボールを使った独特のキャッチボールに取り組むなど、軍師顔負けの戦略的な一面も併せ持つ。