6年連続ダウンに、契約更改後の会見で悔しさを爆発させた藤浪(撮影・水島啓輔) 悔しさあふれ出た-。阪神・藤浪晋太郎投手(27)が8日、西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、1100万円減の年俸4900万円(金額は推定)で更改した。2016年の1億7000万円から6年連続ダウンに「クソッて思いもあります」と感情爆発。来季プロ10年目での巻き返しへ、熱い思いを激白した。
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あの輝いていた姿は過去のこと。もう栄光の時代を振り返っても仕方がない。屈辱の6年連続ダウン更改。これが現実だ。藤浪はしっかりと前を見据えながら、感情を爆発させた。
「正直、もちろん悔しい。クソッて思いもありますし、取り返してやるって気持ちはある。(来季は)やってやろうという気持ちではいます」
球団から提示された金額は1100万円減の年俸4900万円。覚悟はしていた。
「数字を出せない以上、給料が下がるのは当然だなと」
大阪桐蔭高3年時に甲子園春夏連覇。2013年ドラフト1位で入団し、3年連続2桁勝利を挙げ、高卒4年目の16年には年俸1億7000万円に到達した。今後、どれぐらい稼ぐのか-。そんな期待とは反対に年俸は下がり続け、6年間で1億2100万円も減った。年俸4500万円だった高卒2年目にほぼ戻った形だ。
「先発、中継ぎ両方やらせてもらいまして、結局どっちでも手付かずと言いますか、はっきりとした数字を残せなかった。いいシーズンとは言い難かった」
9年目の今季初めて開幕投手を務めたが、21試合に登板して3勝3敗、防御率5・21。4月下旬には不調で2軍降格。6月に1軍復帰後は救援中心での登板となったが結果を残せず、9月9日のヤクルト戦(甲子園)を最後に1軍での登板はなかった。
「自分の気持ちとしては、やっぱり先発をやりたい。そのエゴを通せないようなら結局、中継ぎでも中途半端になる。たいした成績を残せないと思っている」
先発で勝負する気持ちは持ち続けている。ただ、その道は険しい。最多勝を獲得した青柳に加え、2年連続2桁勝利を挙げ、この日の契約更改で年俸1億円の大台を突破した秋山、ガンケルや西勇もいる。及川、アルカンタラも先発に転向予定。今オフに左肘のクリーニング手術を受けた高橋も期待される。藤浪は先発で6年間、実績を残していないだけに、春季キャンプから猛烈アピールが不可欠だ。
「たくさん駒がいるので、チーム事情的にも厳しいのはよくわかっている。余計な四球が自分の課題。しっかり改善して『藤浪を先発で使いたいな』と思ってもらえるように」
今オフは大阪と東京を行き来してトレーニング&体のケアを行う。来季は節目の10年目。必ずどん底からはい上がる。求められるのは結果のみだ。(三木建次)