グリップを巻いたバットを手にする北條。来季から採用することを決めた(撮影・松永渉平) IOMIC社とSSK社が共同開発したバットグリップ阪神・北條史也内野手(27)が7日、大阪市内で行われたアドバイザリースタッフ契約を結ぶSSK社のスタッフ会議に出席。ゴルフ用品メーカーのIOMIC社と共同開発したバットグリップに好感触を示した。今年のマスターズで日本男子として初めてメジャー制覇した松山英樹(LEXUS)や、渋野日向子(サントリー)らプロゴルファーの愛用品。新兵器で復活する。
復活を期す来季へ、新しい相棒を見つけた。約2時間の打ち合わせで、北條の目に留まったのは、SSK社とIOMIC社が共同開発したバットグリップだった。
「グリップは試しで一回使ってみようかなと。(握る部分が)太くなるから(今までは)あまり好きじゃなかったけど、薄いグリップだったので頼みました」
IOMIC社はゴルフクラブのシャフトに使われるグリップを販売するメーカー。プロゴルファーの松山英樹や渋野日向子も使用している。培ってきた技術力を今度は野球界へ-。SSK社とタッグを組み、来季からはプロ野球選手も積極的にサポートするという。
すでにオリックス・吉田正が使用しており、日本シリーズでは安達や小田も取り入れるなどパ・リーグ覇者のチーム内でひそかなブームとなっていた。グリップの巻かれたバットを手に取った北條は「軽く握って振っても滑りにくい」と好感触。SSK社の担当者も「グッと握ると手がロックされてパフォーマンスは落ちる。どれだけ柔らかく握れるか。そこで、バットが抜ける、滑るという怖さを劇的に改善できる」と説明した。
北條は今季33試合の出場で打率・200、1本塁打、6打点。シーズン中に左肩を亜脱臼し、手術を受けた。6日に屋外でジョギングを再開するなど、まだリハビリの段階。出遅れ確実の来季は、とにかく打って存在感を示すしかない。
「打ってアピールして試合に出ていくタイプ。なるべく早く1軍で活躍できるよう、けが人の時間を有意義にレベルアップして戻りたい」
復活をグリップする。新兵器とともに、1軍戦線に帰ってくる。(原田遼太郎)
★IOMIC(イオミック) 大阪市中央区南船場に本社を構えるゴルフ用品メーカー。2004年に創業。ゴルフクラブの中でも、特にシャフトに使われるグリップに着目し、国内外のプロゴルファーから多くの支持を得ている。