近本は中堅手としてゴールデングラブ賞を初受賞。もちろん来年も獲るつもりだ 初受賞から2年連続となると新庄剛志以来。レジェンドに並ぶゾレジェンドへの第一歩! プロ野球の守備の名手に贈られる「第50回三井ゴールデングラブ賞」が2日、発表された。阪神からは近本光司外野手(27)が3年目で初受賞。中堅手として今季140試合にスタメン出場した選手会長は、日本ハムの新監督に就任した球団OB・新庄剛志氏(49)以来となる初受賞からの2年連続受賞を誓った。表彰式は16日に開催される予定。
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近本が今季2冠目を手にした。最多安打(178)に続き、守備の名手の証しであるゴールデングラブ賞に初めて選ばれた。だが、1度選ばれたくらいではもちろん満足しない。球団を通じ、頼もしく宣言した。
「初めて受賞することができて素直にうれしいです。来年からも続けて選んでいただけるような選手になれるように、しっかり頑張っていきたいと思います」
この日は甲子園のクラブハウスを訪れて、体のケアを行うなどした。来季への準備を進めているときに飛び込んできた吉報は、1年目から筒井外野守備走塁兼分析担当コーチとともに目指してきたタイトルだった。
今季は中堅で140試合にすべてスタメンで出場した。守備率・9963はリーグ3位、失策はわずか1。トップの鈴木誠(広島、233票)に続く210票を集めた。俊足を生かした広い守備範囲で何度もチームを救い、外野のリーダーとして1年目の佐藤輝らに助言した。リードオフマンとして打撃でも勝利に貢献したが、広い甲子園では、やはり確実に守れることに価値がある。
球団の外野手の受賞は2015年の福留孝介(現中日)以来で、生え抜きではその前年の大和(現DeNA)以来。2年連続となれば03―06年の赤星憲広以来、初受賞から2年連続となると1993&94年の新庄剛志(現日本ハム監督)までさかのぼる。複数年での受賞は赤星、新庄、俊足&強肩で85年の優勝&日本一に貢献した北村照文(82、83年)だけ。いずれもプロ野球史に名を残すレジェンドで、その仲間入りを狙う。
「走攻守でチームに貢献するのが自分のプレースタイル」とすべての面でチームを支えてきた。2019年のデビューから2年連続で盗塁王。今季は打撃で初タイトルを獲得し、守備でも栄誉を手にした。阪神の外野手が最多安打&ゴールデングラブ賞をダブル受賞するのは初めてだ。
足りなかったのは5厘差で届かなかったリーグ優勝、そしてクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで巨人に敗れ、決戦に進むことができなかった日本一。CSファーストステージで終戦が決まった11月7日には「本当に悔しい一年になった。この悔しさを全員が受け止めて、来季は必ず勝って終われるように頑張っていきたい」と誓っていた。
来年こそ17年ぶりのリーグ制覇、37年ぶりの日本一にたどり着くために。矢野監督からただ一人、来季のレギュラーを確約される存在だが、慢心はない。グラウンドを駆け巡り、チームの優勝に貢献すれば、2年連続のゴールデングラブ賞にもたどり着く。(菊地峻太朗)