豪快なロングティーを披露した阪神・藤浪晋太郎=西宮市・鳴尾浜球場(撮影・林俊志) ドスン! 快晴の鳴尾浜に鈍い音が響き渡ると、横一列になってバットを振っていたチームメートたちは手を止め、背番号19のスイングにくぎ付けになった。
「すげぇ」
周囲の驚きの声をよそに藤浪はにこやかに、そして豪快にバットを振った。
19日、鳴尾浜での投手の秋季練習でロングティーを行い、91スイングで13本の柵越えを披露。途中、バックスクリーンに3連続で打球を直撃させる非凡な打撃力を見せつけた。
今季は先発した4月16日のヤクルト戦(甲子園)で石川から左翼へ決勝弾を放ち、投げては六回途中無失点の好投で白星も挙げたことも記憶に新しい。
16日に取材に応じた際には「打席に立つにはそれ(安打や本塁打)は常には狙ってます」と語っていた。マウンドでの投球もさることながら、見る者をひきつける野球センスにいつも驚かされる。(織原祥平)