島内が八回に決勝の適時二塁打。MVPを獲得したことで、右頰に塗られた「×」を「○」に変えてお立ち台に上がった(撮影・荒木孝雄) マイナビオールスターゲーム第2戦(17日、全パ4-3全セ、1勝1敗、楽天生命)プロ10年目で球宴初出場の全パ・島内宏明外野手(31)=楽天=が2本の適時打を放ち、MVPに輝いた。
「しっかりホームに走ってくれた小深田(楽天)のおかげです。お祭り気分でいけました」
同点の八回1死一塁、栗林(広島)から決勝の右翼線適時二塁打。直前に登板し、同点とされた同僚の宋家豪(ソン・チャーホウ)に白星をプレゼント。松井がセーブを挙げ、楽天勢が本拠地の楽天生命パーク宮城で活躍した。
島内は第1戦に続いて松田(ソフトバンク)から、まぶしさを軽減させるアイブラックの代わりに右目下に「×」、左目下に「〇」を塗られ、3安打3打点。お立ち台には両頬を「〇」にして登場し「松田さんのおかげで緊張がほぐれました」と感謝した。
仙台での球宴は、東日本大震災が発生した2011年に復興支援を目的として第3戦を開催して以来10年ぶり。島内は楽天選手で球宴初の猛打賞(1試合3安打以上)を記録し、08年第1戦の山崎武司以来13年ぶり2人目のMVPを獲得した。
賞金300万円の使い道は「少し考えますが、親に恵みます」。前半戦をリーグ1位の66打点で折り返した男が〝混パ〟の後半戦に向けて弾みをつけた。(広岡浩二)