レースを終えた直後の池江は笑顔だった。泳ぎ始めて1年足らずで24秒台まで戻した(撮影・川口良介)
ギャラリーページで見る 競泳・ジャパン・オープン最終日(7日、東京アクアティクスセンター)白血病からの完全復活を目指す競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=が、東京五輪会場で行われた50メートル自由形で24秒91の2位に入り、長期入院から実戦復帰後、初めて表彰台に立った。きょう8日で病気の判明から丸2年。復帰戦だった昨年8月の東京都特別大会から、1秒41もタイムを伸ばし、日本のトップで戦えるところまで回復したことを示した。次戦は2月20、21日の東京都オープン(東京辰巳国際水泳場)で、復帰後初めてバタフライの50メートルと100メートルに挑む。
メダリスト3人の記念撮影が終わると、池江はすぐにメダルを首から外した。女子50メートル自由形の予選を全体1位で通過。決勝では予選より0秒15速い24秒91だったが、結果はトップの大本里佳(23)=ANAイトマン=と0秒16差の2位。復帰4戦目(今年1月の北島康介杯には100メートル自由形のみ出場)で初の表彰台も、悔しさが体中にまとわりついた。
「いい結果だけど、2番に変わりない。次はバシッと決められるようなレースをしたい」
午前の予選で25秒06をマーク。25秒3の目標を大きく上回った安堵(あんど)感から、涙がうっすら浮かんだ。一方で、午後の決勝はスタートで出遅れ、ラストの伸びも欠いた。
それでも、白血病からの復帰レースとなった昨年8月の東京都特別大会でマークした26秒32(結果は5位)から、約5カ月で1秒41もタイムを伸ばした。50メートルの短距離種目では驚異的なタイムの更新だ。今夏の東京五輪の派遣標準記録は24秒46。復帰後初優勝を逃したが、国内トップ選手がそろったレースで回復ぶりを証明した。