共同通信杯を制したリアライズシリウス=15日、東京競馬場(撮影・奈良武) (共同通信杯、2026年2月15日 15:45、GIII、東京11R、芝・左1800m)
共同通信杯はリアライズシリウスが制した。2番手で折り合いがついたし、前半1000メートル59秒5とそれほどペースも速くなく、この馬にとって絶好の流れになった。とはいえ、直線半ばまで持ったままの手応えで押し切るんだから力は相当。2000メートルまでなら距離も問題なさそうだ。
それ以上に目立ったのが2着ベレシート。後方で構えすぎたが、しまいの脚はとてつもなかった。これは強い。GⅠを取れるだけの素材だ。
ホープフルS勝ち馬のロブチェンは3着。スタートを出過ぎたことで掛かり気味になったぶん、詰めが甘くなってしまったが、東京をこなせたのは収穫だ。1番人気のラヴェニューは4着。最後で止まってしまったが、まだキャリア2戦目。経験を積めばガラッと変わってくると思う。
京都記念で思い切った騎乗をみせた藤岡騎手=京都競馬場(撮影・安部光翁)京都記念はジューンテイクが勝利。1000メートル通過61秒8のスローペースで、2番手のこの馬に流れが向いた。藤岡騎手はもう少しで調教師に転身する身。思い切った騎乗を見られてよかった。
エリキングは強い2着。位置取りが後ろ過ぎたが、一回使って変わってくるだろう。今回の末脚を見ればGⅠでも好勝負できると思う。エコロディノスは昇級戦でこれだけ強い相手に3着なら立派。キタサンブラック産駒で距離ももつし、成長が楽しみだ。昨年の天皇賞・春を勝ったヘデントールは長期休養明けや59キロが響いたうえに、ポジション的にもさすがに届かなかった。全く悲観する必要はない。
最後にサウジCも。フォーエバーヤングはやっぱり強い。坂井騎手も自信があるから囲まれても内で我慢できたんだと思うし、馬も先頭に立って最後は突き放した。海外遠征が続くことは馬にとって大変な負担だが、それに対応できる肉体と動じない強靱(きょうじん)な精神力が強さの秘訣(ひけつ)だろう。(元JRA調教師)