プランスドランジュ賞の表彰式に臨むクロワデュノールと関係者(撮影・沢田康文) 【パリ(フランス)15日】今年の日本ダービー馬クロワデュノール(栗東・斉藤崇、牡3)が14日、前哨戦のプランスドランジュ賞(パリロンシャン、GⅢ、芝2000メートル)を制し、凱旋門賞(10月5日、パリロンシャン、GⅠ、芝2400メートル)に好発進した。欧州でも強さを証明し、一夜明けて大手ブックメーカーのオッズもジワリと低下している。
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完調でなくても勝ちきったあたりが、日本ダービー馬の底力だろう。クロワデュノールがプランスドランジュ賞で、海外初出走V。好位追走から、ゴール前では外から急追したダリズの追い上げを短頭差でしのいだ。
「課題が多く、修正しなければいけない部分はありましたが、それでも勝ちきってくれたので、さすがだなと思います」
北村友騎手は冷静に振り返った。課題については「4コーナーを迎える前の息の入り方や、そこから徐々にギアを上げていく部分がうまくできなかった」と指摘。とはいえ重馬場に加え、勝ちタイム2分11秒69という日本では考えられないスローペースにも対応。距離こそ違えど本番と同じコースを経験し、斉藤崇調教師は「収穫があったと思います」と評価。「今回は前哨戦という感じの仕上がり。いい状態で凱旋門賞に向かえれば十分、チャンスはあると思います」と語った。
結果を受けて、大手ブックメーカーのオッズも変動。3番人気はそのままながら、先週は9倍だったオッズが8倍に下がった。1番人気は引き続きヴェルメイユ賞を勝った昨年2着馬アヴァンチュールと、英愛&ヨークシャーオークスを勝ったミニーホークで4倍。
他の日本馬はビザンチンドリームが4番人気タイで10倍、アロヒアリイが12番人気タイで25倍、シンエンペラーが18番人気タイの40倍となっている。
◆サンデーレーシング代表・吉田俊介氏「現地での調教がうまくいかなかったようですが、ここを使って凱旋門で良くなっていければ、いい状態でいければというのは、みんな思っているところだったので。前日あたりに雨が降って一気に馬場が悪くなったようですし、その中で勝てて良かったです。でも、当日はやはりいい馬場でやりたいなと思います。ビザンチンドリームもチャンスがあると思いますし、一家総出で(フランスへ)行く予定です」