ブルペン入りした巨人・菅野。投球プレートの位置を確かめながら26球を投じた(撮影・長尾みなみ)
ギャラリーページで見る 巨人・菅野智之投手(31)が9日、那覇でのS班キャンプ第1クール最終日に今季初めてブルペン入り。投球プレートの踏む位置を昨季よりやや一塁側にずらした新投法で直球を26球投げた。桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)が、さらなるレベルアップの要件として挙げるのが「投球術」。桑田イズムを受け継ぐように、エース右腕は本格投球のスタートから貪欲な姿勢を見せた。
那覇・奥武山公園のブルペンで中央のレーンに立つと、菅野は幅24インチ(約61センチ)のプレートに目を向けた。
「まだ試している段階。もちろん戻す可能性もあります。(捕手の小林)誠司と軌道や見え方の違いを確認して、これからも投げていきたい」
同学年の捕手・小林に全て直球で26球を投じた。昨季と違ったのはプレートを踏む軸足の位置。ほんの数センチながら一塁寄りにずらした。
踏む位置を変えれば、打者の目線が変わる。右投手は三塁側を踏むことが多いが、阪神・西勇のように一塁側の端を踏んで右打者の内角に食い込む球を武器に使う投手もいる。菅野は三塁側が主で、2019年頃に真ん中へ。今季はこれを、さらに一塁側に変える考えがあるという。
日本通算173勝を挙げ、今季コーチとして復帰した巨人の元エース・桑田氏も現役時代、プレートの踏む位置にこだわった一人だ。米球界に挑戦した07年には、メジャー昇格に向けた武器としてプレートの踏み替えを多用した。