【ニューヨーク28日(日本時間29日)=竹濱江利子通信員】MLBマイアミ・マーリンズで新型コロナウイルスの集団感染が発生した事態を受け、大リーグは声明を出しヤンキースなど5球団のスケジュールを変更すると発表。ヤンキースは29日(同30日)から予定されていたフィリーズとのホーム開幕戦を延期し、敵地ボルチモアでオリオールズと2戦を実施することが明らかになった。
ヤンキースは27日(同28日)から敵地でフィリーズ戦2試合が予定されていたが、26日までフィリーズがマーリンズと対戦したため、試合は延期。当初チームは29日(同30日)のホーム開幕戦に備えニューヨークに戻る予定だったが、オリオールズと2戦を実施する案が浮上し、チーム満場一致でボルチモアに移動することが決定したという。この日オンライン会見に応じたブーン監督は試合が延期になった2日間について「ホテル内のジムや、外でキャッチボールをする選手もいるなど限られたスペースを有効に使って過ごすことができた」と説明し、今回の事態については「チームは対応できる」と理解を示した。
ヤンキースはこの日午後にボルチモアに移動し、午後8時からオリオールズの本拠地で練習を行い、翌29日(同30日)の初戦は、コールが今季2度目の登板、30日(同31日)はハップが先発する予定となっている。
また同監督は、軽度の脳振とうから復帰を目指す田中将大投手(31)について、本拠地ニューヨークで31日(同8月1日)からのレッドソックス3連戦で今季初登板する予定だと公言した。
開幕わずが5日間でシーズン打ち切りの危機が浮上した大リーグ。ヤンキースは来月6日(同7日)から敵地でレイズ戦が予定されているが、レイズ本拠地は集団感染が確認されたマーリンズと同じフロリダ州にあり、同州は新型コロナウイルスの累計感染者数がニューヨーク州を抜き、カリフォルニア州に次ぐ全米2位で、感染者の累計は、42万3855人となるなど不安は尽きない。
この日同様に会見に応じたキャッシュマンGMは「今は10日後のことに集中していない。フロリダ州で起こっていることは理解しているが、まずは次の試合、そして週末と目の前の試合に全力を尽くしていく」と話した。