勝ってファンに○ポーズする巨人・丸=甲子園球場(撮影・今野顕) (セ・リーグ、阪神1-4巨人、20回戦、巨人14勝6敗、30日、甲子園)打つ手、打つ手がバチバチ当たる。こうなると、原監督の独壇場だよね。
試合を決めた九回。先頭の石川が中前打。スコアは2-1。当然、続く陽にはバントをさせると思いきや、強攻。これが空振り三振で終わると、代走の重信に二盗。坂本勇が凡退すると、丸が中堅に2ラン。もはや、何をやっても、結果を「吉」と導く状態といえたよ。
そもそも、先発の高橋を4回、91球で交代させたところから、ゾーンに入っていた。「オープナー」だか「ショートスターター」だか…。そこまでやる必要もないのに、2番手・田口にスイッチ。その田口にも、絶妙のタイミングで間を与えていた。七回2死二塁でマルテを迎えたとき、さっさと申告敬遠にして、マウンドに歩み寄り、田口に笑顔を投げかけた。田口は糸原を難なく二飛に打ち取り、結局は3回無失点だ。
投打とも、きっちりと計算通りの展開に持ち込んだ。これぞ、優勝を引き寄せる監督の、勝負勘といっておくよ。 (サンケイスポーツ専属評論家)