一回に通算1000安打を達成した山田哲。ヘルメットを外し、ファンに感謝した (撮影・福島範和) (セ・リーグ、ヤクルト3-4巨人、11回戦、巨人6勝5敗、30日、秋田)ヤクルト・山田哲人内野手(26)が一回先頭で巨人・メルセデスから中前打を放ち、史上300人目の通算1000安打を達成。26歳11カ月での到達は岩村明憲の27歳5カ月を抜く球団最年少記録だが、試合に敗れて笑顔はなかった。
「やっぱり、勝ちたいし、やりがいのある試合をたくさんしたい。まだ60試合以上、残っている。前を向いてやっていくしかない」
山田哲は懸命に前を向いたものの、負の連鎖から抜け出せない。打線は15安打を放ちながら16残塁の拙攻で3得点。送りバントも3度失敗した。
守っては一塁手・村上が四回、飛球を落とす適時失策。村上は八回にもバント処理のミスでピンチを広げ、追い付かれた。九回は右翼を守ったD2位・中山(法大)がクッションボールの処理を誤り、決勝点を献上してしまった。
「ミスが続いて失点している。こういう試合をやっているようでは駄目」と小川監督。3連敗で借金は今季ワーストの18まで膨らんだ。 (長崎右)
〔1〕ヤクルト・山田哲が史上300人目の通算1000安打を達成。初安打は2012年4月5日の阪神戦で榎田大樹から。
〔2〕ヤクルト(前身球団を含む)で1000安打以上を放ったのは、2173安打の若松勉を筆頭に17人目。26歳11カ月での達成は、06年の岩村明憲の27歳5カ月を抜く球団最年少記録。プロ野球での最年少記録は1961年の大毎・榎本喜八の24歳9カ月。
〔3〕897試合以内での到達は青木宣親の770試合、アレックス・ラミレスの854試合に次ぐ球団3番目のスピード記録。プロ野球最速記録は99年のオリックス・イチローの757試合。