6回、楽天・村林の打球を捕れない阪神・木浪=倉敷マスカットスタジアム(撮影・山田喜貴) (オープン戦、楽天7-1阪神、8日、倉敷)ことしの阪神は投手陣の充実が評判。ならば、それを生かす戦いが必要だ。つまり守備は最重要ポイント。オープン戦とはいえ、この日は綻びが目立った。
一回無死一塁からのオコエの遊ゴロ。北條は併殺を狙うために、もっと前で処理しなければいけない。待ってしまい、結果は走者が残った。同じく一回1死一、三塁からの相手の重盗。梅野は二塁へ送球してしまい、三走の生還を許した。ここもホームイン阻止が優先。判断を誤った。
六回の村林の三塁線へのゴロも、木浪は正面に入って処理すべきだった(結果は三ゴロ失策)。投手と野手との相互信頼という観点でも、しっかり守ってあげれば、好投につながり、リズムの良い投球は好守を呼ぶ。
先発の望月にもひと言。スライダーにしてもフォークにしても、自信を持って投げられる変化球を身につけていない。変化球でストライクを取れず、真っすぐは力んで高めに浮き、痛打。これでは首脳陣も「もう一度」と思ってくれない。望月だけでなく、若手の台頭が目立たないことしの阪神投手陣。キャンプで何をしていた、と言われても仕方がない。(サンケイスポーツ専属評論家)