明治安田J3第13節(25日、北九州3-1長野、ミクスタ)北九州は、MF平松昇(27)の加入後初ゴールを含む1得点1アシストの活躍などで快勝。今季最多タイとなる3ゴールを奪って長野を攻守に圧倒し、ホーム3連勝を飾った。
試合開始から鋭い出足と効果的なパスワークで優勢に試合を進めた北九州は、前半47分に均衡を破る。平松がペナルティーエリアの外から左足を振り抜くと、ディフェンスに当たってコースが変わったシュートがネットを揺らし、幸先よく先制に成功。後半に入っても攻撃の手を緩めず、同6分にはFW高昇辰のゴールで追加点を挙げた。
さらに同9分、相手ペナルティーエリア左からのフリーキックで、平松が意表を突いたマイナスの折り返しを供給。これをエースで主将のMF高橋が得意の左足で豪快に沈め、長野を突き放した。試合終了間際に1点を返されたものの、終始危なげない試合運びで逃げ切った。
J3琉球から今季加入した平松にとって、これが待望の北九州での初ゴール。1得点1アシストと躍動したレフティーは、「ホームで2連勝していたので、今日もかならずホームで勝利するという気持ちで挑んだ。1失点してしまったが、3-1という結果で勝利できたことは良かった」とうなずいた。
ここまでリーグ戦全試合で先発フル出場を続け、巧みなパスさばきと豊富な運動量でチームに欠かせない存在となっている。副主将も務める平松は「1試合1試合、出し切る気持ちでやっているので、これからもチームの勝利に少しでも貢献できるように、走るところは走って、戦うところは戦って、一つでも多く勝利できるようにしたい」と前を向いた。
これで通算成績を13戦4勝4分け5敗の勝ち点16とし、12位に浮上した北九州。ホームでは3連勝と強さを見せる一方、敵地ではここまで1勝1分け4敗。いまだリーグ戦での連勝がなく、勝ち点が伸び悩む要因となっている。次戦は31日、好調の3位山口と敵地での「関門海峡ダービー」に臨む。難敵を破って今季初のリーグ戦連勝を飾り、上位争いへ名乗りを上げたいところだ。
◆北九州・田中監督 「どちらに転がってもおかしくない展開だった。最後4点目が取れずに1失点してしまったところも含めて、猛省して次のゲームに臨んでいきたい」
◆今季初スタメンで奮闘したMF平原 「前半畳みかけた時間帯があった中で3点ぐらい決めることができたら、もっと楽になっていた試合だった。そこは自分にとっても、取り切れなかったというのはすごく課題だと思う」
◆後半途中から初出場を果たしたFWワッド 「全体合流してから、毎日の練習でも点を取ることを意識していて、実際に点を取れていたので準備はできていたし、試合に出たいという気持ちも強かった」