女優の見上愛と上坂(こうさか)樹里がダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(月~金曜前8・0=土曜は振り返り)。それぞれに生きづらさを抱えた一ノ瀬りん(見上)と大家直美(上坂)が看護の世界に飛び込み、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかりながら成長し、やがて〝最強のバディー〟となっていく。公式インスタグラムが3日更新され、新潟の村に住む少年、長太郎(渋谷そらじ)が赤痢に感染した母・アサ(美山加恋)を心配。村を訪れたりんら一行に助けを求めたシーンの画像が投稿された。
同作品は明治期にトレインドナース(正規に訓練された看護師)となり、看護師という職業の確立に大きく貢献した大関和さん、鈴木雅さんをモチーフに描く作品。脚本を吉澤智子さん、語りを研ナオコが務める。主題歌はMrs.GREEN APPLE「風と町」。
★以下ネタバレあり
投稿文には「赤痢になってしまった長太郎の母・アサ。夫の太助はアサが避病院へ行くことを拒みますが、黒川先生とりんの説得で、ようやく避病院へ。明日はどうなる?」とつづられている。
放送では、りんは「黒川病院」の跡取りで、帝都医科大学附属病院時代から知る医師、黒川勝治(平埜生成)の要請を受けて、赤痢の感染が広がっている村に出かけ、看護婦として手伝うことを決める。
舎監を務める高越女学校の校長、望月勘治(関智一)は難色を示していたが、りんの説得に〝夏休みを前倒し〟したことにして了承。黒川と看病婦の伊藤マル(清水緑)、五十嵐染(大浦千佳)と一緒に、一行4人で約2時間離れたところにある坂塚村に入った。
山道で「助けてくれやー」という少年の声がする。声の主・長太郎が姿を現し、「おっかぁ…おっかぁを助けてくんなせー」と一行に呼びかけてきた。りんは驚き、黒川も少年の後をついて荷車を引きながら急いで家に向かう。
家の前では長太郎の父・太助(板橋駿谷)が巡査の金子(金子岳憲)、村役場の職員の山辺(六角慎司)を「おらとこは何でもねえって言ってっろが!」と追い返そうとしている。その様子に黒川は太助の前に進み出ると「お話、聞かせてください」と語りかけた。
巡査が来ていることや白衣を着た一団に気づいた村人が集まってきて、太助の家を遠巻きにみてひそひそ話を始めると、困った太助は「もう入れ入れ、はよ!」と家の中に一行を入れる。
家の中ではアサが布団で横になって腹を押さえながら苦しんでいた。黒川が診察すると、赤い便が続いており赤痢と思われる。すぐに村はずれの寺に設けられた避病院(隔離を行う病院)に行くよう黒川がいうと、太助は「そんげな所いったら死んじまうに決まってる!」と拒否する。狭い村ではつまはじきにされる危険性があることを、りんは故郷の栃木で遭遇したコレラ禍の経験から身に染みて感じていた。
りんは父・信右衛門(北村一輝)を思い出し、「だけどこのままじゃうつるのは分かりますよね?」と太助を説得。黒川も「赤痢にかかると、子供は大人より重くなりやすい」と話すと、アサは「連れてってくんなせ。お願えします」と避病院行きを決心する。
なおも反対する太助に、黒川は「私のせいにすればいいがね」と伝える。りんも自分に娘がいることを話し、それでもこの村に来たのは「一人でも多く生きてほしいから」。この言葉で太助はアサを避病院へ行かせることに同意する、といったシーンが描かれた。
長太郎を演じる渋谷は、朝ドラ「あんぱん」(2025年度前期)で、心を許したと思った日本兵を〝父の仇〟を討つために殺してしまう中国の少年、リン役を熱演。今回の長太郎役でも迫真の演技をみせている。
フォロワーからは「長太郎くんの母親を想う迫真の演技が、子供とは思えない程凄くて…。あまり泣かせないでぇぇぇ」「長太郎役の俳優さん、あまりの演技のうまさにびっくりしました。お父さんにしがみついて泣くシーンお見事でした」「りんさんも自分のお父様とだぶる。いやいや15分にはおさまりきらないストーリーがたくさん詰まっていました」などといった声があがっている。