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【記者の目】桑木志帆がメジャー初V 昨年からの減量で疲れにくくなり体のキレが増した

メジャー初優勝を果たし、キャディーと抱き合う桑木志帆=ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC(共同)

AIG全英女子オープン最終日(2日、英ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC=6601ヤード、パー71)首位と3打差の2位で出た桑木志帆(23)=大和ハウス工業=が3バーディー、2ボギーの70で回り、通算5アンダーで並んだエスター・ヘンゼライト(27)=ドイツ=とのプレーオフを制して日本女子7人目(8度目)のメジャー制覇を達成した。全英女子ではメジャーに昇格した2001年以降、19年の渋野日向子(27)=サントリー、昨年の山下美夢有(25)=花王=に続いて3人目の優勝。

雨降って地固まる。今の桑木にピッタリの言葉だ。2024年に3勝を挙げてブレークしたが、年間女王候補として臨んだ翌25年は0勝。メジャーでも結果が出ず、カットラインに1打届かず予選落ちした「全米女子プロ選手権」後は、取り乱したように「ギャン泣きした」と振り返る。

再浮上へ、地道な努力を続けた。昨年春から減量に着手。揚げ物やジュースは控え、コーヒーを飲む際は必ずブラックを注文。食事はカロリー計算用のアプリで管理して10キロ以上減らすことに成功し、今季は「疲れにくくなって、体のキレも増した」と好感触を口にしていた。

ツアー屈指の感覚派ショットメーカーは、オフにコースマネジメントや小技を丁寧に見直し、一気に覚醒した。天性の感覚に理論がマッチしている途上で、今後も伸びしろ十分だ。

今季初優勝した後は、1杯のビールがご褒美だった。晩酌好きでオフは数回飲むことがあるというが、「(勝つためには)何かを犠牲にしないと」と、基本的にシーズン中は控えている。女子日本勢7人目のメジャー制覇の偉業。今回は盛大に祝杯をあげてほしい。(ゴルフ担当・鈴木和希)

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