落語芸術協会ファン感謝デー「芸協らくごまつり2026」に登場した柳亭小痴楽、三遊亭遊喜、笑福亭茶光、桂宮治、三遊亭小遊三、春風亭昇太、春風亭柳橋、三遊亭小笑=東京・西新宿 5月24日、東京都内で行われた落語芸術協会ファン感謝イベント「芸協らくごまつり2026」会場から生放送したNHKラジオ「小痴楽の楽屋ぞめき」で2028年秋に六代目柳亭痴楽襲名を発表した人気落語家、柳亭小痴楽さん(37)。
「(柳家)喬太郎師匠や、落語に興味を持たない普通の友達、同級生から『おめでとう』ってメールがあったり、待ってましたと言われたり。すごくうれしいですね」と照れくさそうに反響を明かしました。
2009年9月に父、五代目痴楽さん(享年57)が腎不全で他界して、19年ぶりの名跡の復活になります。同協会にとっても、実の親から子への名跡が継がれるのは戦後初の慶事になります。
小痴楽さんは1988年12月13日、五代目痴楽さんの次男として誕生。2005年10月、ち太郎で初高座、08年6月に五代目痴楽さんの弟子となり柳亭ち太郎に。09年9月、五代目が亡くなり、柳亭楽輔さんの一門へ。
同年11月、二ツ目に昇進し、三代目柳亭小痴楽になると、13年9月には二ツ目の桂宮治さん(49)、講談師の神田伯山さん(当時神田松之丞、42)ら11人をメンバーにしたユニット、成金を結成。自主公演を重ね、若者に落語ブームを起こしました。
19年9月、同協会15年ぶりの単独真打ち昇進を果たした際は、六代目痴楽襲名の声もあがりましたが自ら「まだ早い」と芸を磨いてきました。
今年3月、楽輔さんに襲名を伝えると、その場で師匠が昇太会長と協会へ連絡を入れてくれたそうです。その後、「母ちゃんとかみさん」に伝え、父の墓に報告。記者の「五代目は何と言っていますかね?」に「喜んでくれているのと、まだまだだって言ってると思います」と思いを馳せました。
「この2年半、細かい目標を作って時間を使わないと。ネタも増やします」。
28年秋の六代目痴楽襲名、その先の30年には所属する落語芸術協会の創立100年が控えています。小痴楽さんの活躍に期待しています。