春の園遊会に臨むミラノ・コルティナ冬季五輪フィギュアスケートペアの三浦璃来さん(手前左)と木原龍一さん(同右)=17日午後1時13分、東京・元赤坂の赤坂御苑(代表撮影) 天皇、皇后両陛下が催される春の園遊会が17日、赤坂御用地の赤坂御苑(東京都港区)で開かれ、各界の功労者ら約1700人が出席した。2月に行われたミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペアで、日本初の金メダルを獲得し、今季限りでの現役引退をこの日発表した三浦璃来(24)、木原龍一(33)組=木下グループ=の〝りくりゅうペア〟も出席し、五輪期間中のエピソードや、今後について語った。
木原は薄いグリーンを基調とした袴、三浦は薄いピンクに色とりどりの花柄があしらわれた着物で晴れ舞台に立った。両陛下は「金メダルおめでとうございます」と声をかけられ、2人はそろって「ありがとうございます」と応じた。
両陛下は2人にショートプログラム5位から逆転で金メダルを獲得したことを尋ねられた。木原は「三浦さんに支えていただきました。ショートプログラムが終わった時点で、自分の中ではオリンピックは終わってしまったという気持ちになってしまったんですが、その時に三浦さんが奮い立たせてくれました。フリーで立ち直ることができました」。三浦も「私たちは組んで7年間滑ってきましたが、今回のオリンピックだけ、木原選手が泣いてしまって。いつもは常に私が支えていただいたので、今回はその恩返しでした。私が支える番になろうと決心して、滑ることができました」と当時の心境を話した。
両陛下は、日々のコンディション管理や、ペア結成時のエピソードも尋ねられた。木原は「2019年の結成当時から、2人の中で絶対にうまくいくという自信が生まれました。雷が落ちるとはこういうことなんだと実感しました」と答え、三浦も「木原さんと組めば、世界に通じるペアになれると思いました」と話した。
皇后さまは以前からペア競技に注目されていたそうで、2人で初めて挑戦した技や、リフト技をしている時の心境などを尋ねられ、2人は丁寧に答えた。
最後に天皇陛下は、引退後の活動について尋ねられた。木原は「日本の皆さんにもっともっとペア競技を知ってもらえるように、競技生活ではないのですが、2人で新たなことに挑戦していきたいと思っています」と話した。