報道陣のインタビューに応じる専大松戸・持丸修一監督=鳴尾浜臨海野球場(成田隼撮影) 選抜高校野球大会は29日、甲子園球場で中京大中京(愛知)―智弁学園(奈良)、専大松戸(千葉)―大阪桐蔭の準決勝が行われる。初のベスト4に進出した専大松戸は28日、西宮市内のグラウンドで練習し、持丸修一監督(77)は「やることをやるだけ。チームの持てる力を出してくれれば」と足元を見つめた。
春夏9度の優勝を誇る大阪桐蔭には最速153キロ右腕の吉岡(3年)、身長192センチの大型2年生左腕・川本ら剛腕が君臨する。この日は、155キロに設定してバットを振り込み、好投手対策もしっかり施した。
〝上一色トリオ〟が難敵攻略の鍵を握る。5~7番に座る瀬谷、長谷川(ともに3年)苅部(2年)は東京・上一色中の軟式野球部出身。冬の期間に毎朝餅5個を食べて7キロの増量に成功し、今大会打率・566を誇る瀬谷は「塁に出れば、長谷川、苅部が返してくれる。付き合いが長いので」と信頼を寄せた。
投打の二刀流で戦う瀬谷は、選抜出場前に対戦したい相手に大阪桐蔭を挙げた。「絶対王者といわれるのが自分の中で大阪桐蔭。その相手に自分たちの野球がどこまで通用するか知りたかった」と明かした。細部を突き詰めた持丸野球を最高の舞台で体現する。(樋口航)