七回を投げ終え、引き揚げるドジャース・山本由伸。球団100年ぶり快挙もチームは…(撮影・蔵賢斗) 【サンフランシスコ(米カリフォルニア州)12日(日本時間13日)=竹濱江利子通信員】米大リーグ、ドジャースの山本由伸投手(27)はジャイアンツ戦に先発し、7回1安打1失点、3試合連続2桁となる10奪三振と力投したが勝敗は付かなかった。チームは延長十回1―5でサヨナラ負けし、連勝が4でストップ。山本の好投は報われなかったが、1925年のダジー・バンス以来、100年ぶりに2試合連続で『7回以上1安打以下』を記録した。
山本は最速97・8マイル(約157・3キロ)を計測した力強い直球で打者をねじ伏せた。一回1死一塁から3番アダメスに時二塁打を浴びて先制点を献上したが、それ以降は直球を軸に一人の走者も許さず20者連続でアウトに。7回を1安打1失点、10奪三振と圧巻の投球を見せた。
「(直球の)調子がすごく良く、しっかりと投げられた。変化球もすごくいいところに決まって、そのバランスが結果につながった」
九回2死まで無安打無得点だった7日の前回登板に続き、1安打投球。2戦連続で『7回以上1安打以下』を記録したのは、ドジャースの前身ブルックリン・ロビンズ時代の1925年にダジー・バンス(通算197勝)がマークして以来、100年ぶりとなった。
2桁奪三振は8月31日のダイヤモンドバックス戦から3試合連続。直近の5試合は全てクオリティー・スタート(QS=6回以上を自責点3以下)をクリアし「しっかりと体調管理ができているし、シーズンが進んで球数が増えていくにつれ、感覚もどんどん明確になる」とうなずいた。
前回は救援陣が打たれてサヨナラ負け。この日も延長十回にサヨナラ負けとなったが、山本はメジャー移籍2年目で初めてシーズン規定投球回数に達した。今季は162回⅓を投げ、防御率2・66。「乗りました?」と報道陣に逆質問するなど、意識していたようで「ずっと投げ続けられているのがいいし、その中で今は調子良くいけている。残り2登板くらい。気を引き締めてプレーして10月に入りたい」と約3週間後に迫るポストシーズンを見据えた。