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【阪神ファーム通信】チーム最多登板の松原快、理想の香りとともにマウンドへ こだわり尽くした〝松原ブレンド〟「匂いって結構大事」

阪神・松原快

お気に入りの香りに包まれながら、灼熱(しゃくねつ)のマウンドで力を発揮する。育成2年目の松原快投手(25)はここまでチームトップの32試合に登板。チームウエアで練習する選手が多い中で、ユニホーム姿で練習に励む姿が印象的だ。

「洗濯が好きなんですけど、洗濯物は増やしたくないんですよ。なので、よくユニホームを着て練習してます」

猛暑が支配するSGLでも、屈託のない笑顔は変わらない。毎週月曜日に寮の部屋を掃除することを習慣とし、常に部屋に人を呼べる状態に保つ。「きれいになることが好き」だという性格はシャンプー、さらには洗濯へのこだわりにも表れている。

こだわり始めたのは社会人時代から。富山・高朋高を卒業してロキテクノ富山に入団。一人暮らしを始めた松原は、練習着からいい香りを漂わせていた先輩の影響で「匂いって結構大事だ」と気づいた。以降、香水だけでなく、洗剤や柔軟剤にもこだわり、さまざまな組み合わせを試してきた。

「結構、試行錯誤しましたね(笑)。かんきつ系の洗剤だったら、かんきつ系の柔軟剤を入れたり。今はソフランのオレンジにレノアのグレープフルーツの柔軟剤を入れてます」

何通りも試して導き出した〝松原ブレンド〟。さらに洗剤は「洗濯機に入る容量いっぱいに入れちゃうんです」と明かす。通常は、洗濯物の量に応じて計量カップで適切な分量を量って使用するが、常にたっぷり使うのが松原流だ。「自分の感覚では、軽量カップで計った量だけだと汚れを洗い落とせない気がするんですよ」。その分消費も早いが、「もうやめられないですね」と笑った。

汗を吸い取ったインナーに、泥だらけの練習着。支配下登録を目指して必死にプレーするからこそ生まれる勲章だ。大量の洗剤で洗い流した練習着が、松原にあすを戦う力をくれる。(萩原翔)

■松原 快(まつばら・かい) 1999(平成11)年8月24日生まれ、25歳。富山県出身。小3年から宇奈月ヤンキースで野球を始め、中学時代は富山東部ボーイズでプレー。高朋高、ロキテクノ富山を経て2022年から日本海L富山に所属。24年に育成D1位で阪神入団。昨季はウエスタンで33試合に登板して0勝1敗、防御率4・31。年俸300万円。180センチ、91キロ。右投げ右打ち。背番号「123」

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